椎間板ヘルニア
最近は新年早々ぎっくり腰の患者様が増えてきているように思えます。そこでご来院されたぎっくり腰の患者様に年末年始に何をしていたかと聞いてみると、皆様こぞって寝正月だと答えていました。やはり人はある程度動いていないと身体を痛めやすいようです。皆様来年は寝正月にならないように今から計画を立ててみてはいかがでしょうか。
さて話は変わりますが今回のテーマは椎間板ヘルニアについてです。
皆様はこんなお悩みを抱えていませんか?
おしりから太ももの裏側に痛みが出る
筋肉をほぐすもみほぐしのお店にってもなかなか良くならない
足腰が重くてすぐに起き上がれない
太ももの裏がしびれる
おしり周りが痛いもしかしたら椎間板の出してる危険信号かもしれません。
椎間板ヘルニアとは?
そもそも椎間板ヘルニアとはヘルニアはラテン語で「飛び出た」という意味ですので要約すると椎間板が飛び出たという意味になります。
背骨と背骨の間にある軟骨(椎間板)がつぶれてしまい軟骨内部にある細胞の核にあたる部分が飛び出てしまいそれが背骨の中を通っている脊髄(神経)に触れてしまい痛みが出るというものになります。
当院としましては椎間板ヘルニアを患っている患者様は本人が気づいていないだけで大多数人いると考えております。ヘルニアは症状が重い患者様は寝たきりに近いぐらいになってしまいますが、軽い場合は少し腰が痛いなとしか感じません。
人は狩猟生活から農耕生活に切り替えた際に中腰が増えたことにより骨格的な問題から椎間板ヘルニアが増えましたが、現代社会においては中腰は減りましたがパソコンが普及したことにより座っていることが増へ、運動も不足することが増えました。また電車移動が増えたことにより窮屈な体制での立位が増えたことにより椎間板に負荷がかかりやすい生活をしていることから大多数人いると考えています。
椎間板ヘルニアを放っておくとどうなるのか
そんな椎間板ヘルニアを放っておくとどうなるのでしようか?
椎間板ヘルニアは脊髄を圧迫してしまうとご説明しました。その圧迫の具合は人によって違いますが、違いはあれど放置の先に待っているのは悪化による寝たきりに近い状態しかありません。
人を含めて動物は成長を終えたら身体は崩壊する方向に向かっていきます。ですので放置してそのまま日常生活を送っていると知らず知らずのうちに椎間板にダメージが蓄積されて圧迫が強くなっていきます。その結果として動けない状態までに至ってしまうわけです。
また、椎間板ヘルニアの症状は左右のどちらかに現れることが多いです。そのため患側(痛めているほう)を庇うようになるため健側(正常なほう)に負荷がかかるようになるためもともと正常なほうも痛めてしまう可能性が高くなります。
皆様放置してもいいことはありませんのでしかるべき専門機関にかかってください。
椎間板ヘルニアの施術法と当院の施術メニュー
椎間板ヘルニアの治療法には、手術などの観血療法と保存療法の2種類があります。
当院では保存療法を用いて痛みや痺れを改善する治療法が沢山あります。
矯正治療では、椎間板のある背骨を正しい位置に整えていくのはもちろん、それにより筋肉が正しい位置に戻り、筋緊張が取り除けます。それにより、神経への圧迫を抑え、痛みや痺れを軽減することができます。
筋膜ストレッチでは、矯正治療と同様に筋肉や筋膜を伸ばして柔軟性を出し、緊張を取り除きます。椎間板ヘルニアでよく痺れが起きるお尻から太ももにかけての筋肉は、日常生活でも負担が大きく硬くなりやすい部位なので、柔軟性がとても大切です。
電気治療では、指圧では届かないような筋肉の硬さに電気を行うことで血流を促し、緩めていくことができます。
このように当院ではお一人お一人の状態や好みに合わせた治療法が沢山あります。自分にあった治療を選んで行うことも出来たり、色んな治療を試して行うこともできます。また、これらの治療は椎間板ヘルニアの予防にも繋がります。痛みや痺れが出てからはもちろん、痛みが出る前に治療を行うことも大切です。
当院の施術を受けるとどう改善するのか
当院の施術を受けることにより病原部を取り除くことははっきり申し上げると不可能です。ですがこれからの人生で椎間板ヘルニアとのうまい付き合い方や痛みが出た際の対処法、これから起こりうることに対しての対処法を覚えることができます。これらはこれからの人生においてとても大切なものになってきます。
人は将来的に骨が脆くなってくる方が多いです。そうなってくると上腕骨外科系骨折という肩関節に比較的近い部分の腕の骨の骨折、大腿骨頸部骨折という股関節に近い部分の太ももの骨、腰椎椎体圧迫骨折という腰の背骨の骨折、コーレス骨折という手首に近い部分の腕の骨の骨折の4つの骨折が増えてきます。この4つの骨折はすべて転んだことで起きる骨折です。ヘルニアは放置していると足に力が入らなくなったり痛みで動きが悪くなるため転びやすくなり結果的に骨折をしやすくなります。
我々はそのような人生にならないようなお手伝いをすることができます。
改善するための施術頻度はどのくらいか
我々の考える施術頻度として一番最高なものは一生通い続けるのが理想的です。なぜなら手術をしない限り病原部は取り除くことができないからです。ですがこれは理想であり現実的ではありません。ですので理想と現実を加味して6か月を1週間に2回のペースで通うのがいいと思います。これは背骨内の脊髄が入ってる部分を整えて維持することを覚える最低限の期間だからです。皆さんも腰に違和感や痛みを感じた際には是非当院にお越しください。スタッフ一同真剣に皆様をお待ちしております。