冷え性
① 指先や足先が特に冷えてしまう
特に指先や足先に症状が現れる冷え症は、10代〜20代の女性に多く見られる冷え症です。原因は栄養不足が原因であったり、過度なダイエットをやることによって引き起こされることが多いです。この冷え症は、手足を温めるだけでは改善されません。その理由としては、血管は身体のつま先に近づけば近づくほど血管が細くなる為、手足を温めても血が巡り難いのです。そして体は冷えると血管は収縮して縮んでしまいますので、より血が巡らなくなってしまいます。そのため血行不良になり、他の症状として頭痛や眩暈、肩こりなどの原因になります。
対処法として、お身体を温めることが大切になります。身体を温めることにより、心機能や内臓の機能が上がる為、血の巡りがとても良くなります。
② 便秘・下痢にすぐになってしまう
自律神経の異常や身体が冷えすぎてしまうと、血管が収縮して、縮んでしまうため内臓に血液が行き届かなくなってしまいます。それが原因で内臓が冷えてしまい、便秘や下痢の原因になってしまいます。なので身体を温められる食べ物をなるべく摂取をし、内臓器の冷えを予防していきましょう。
そして毎日、お湯に浸かってお身体を温めてください。理想は15分〜20分前後まで浸かって温まってください。半身浴でも効果はでます。身体を温めることで、副交感神経が優位になり、血管が拡がって血行が良くなります。そして入浴後は冷えてしまう前にパジャマや靴下を履いてお身体を温めてください。
③ 身体が冷えると、だるさや疲れを感じる
身体が冷えてしまうと血管が収縮するため血液の流れが悪くなります。それで身体に栄養が行きにくくなってしまいます。そして血液の流れによって痛みの物質などが流れる為、血の巡りが悪くなるとお身体は痛みを感じやすくなってしまいます。なので日頃から、運動やストレッチをしておきましょう。する事によって基礎代謝や筋力が付くため、身体が冷えにくくなり得る冷えでくる疲れやだるさの負担が減ってきます。特に脚は血が溜まりやすい個所でもあるのでたくさんストレッチで伸ばしてあげたり、自分でマッサージなどをしてあげてください。特に女性の方は男性と比べて筋量が少ないため、女性の方は入念にケアしましょう。
④ 生理痛や生理不順など
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪が多いです。筋肉は体温の上昇させる役割を持っていますので筋力がないと、代謝機能が低下してしまいます。なので筋肉が少ないと冷えやすくなります。脂肪が多いと温まりにくくなってしまうため、女性は冷え症になりやすいのです。
そして女性は月経時の血液不足によって手足などの末梢までに血液がいきわたらなくなるため体温が上がりにくく、冷えの症状が出やすくなってしまいます。さらに女性はホルモンバランスが乱れやすいため、冷えやすくなります。そのため、女性の方に多く見られるのです。
⑤ 冷えるとトイレの回数が増える
普段はトイレに行く回数を気にしないが、寒い時期になってくると、トイレが近いなと感じる患者様が多く見られます。
データによると1日の平均的な排尿の回数は、朝起きてから寝るまでに5~7回と言われています。特に寒い時期に起こる頻尿の原因は、「冷え」によるものと思われます。冷えによって起こる頻尿には、理由があります。
寒さによって膀胱の筋肉が収縮してしまい、尿を蓄える容量が少なくなり頻尿が起こります。寒さで汗をかけないというとこです。汗によって水分を排出するので、寒い時期だと汗をかく機会が少なくなるので、その分、尿量が増えてトイレが近くなってしまいます。
⑥ 肌艶がなくなる
血行がよければ血色がよくなるため、肌が明るく見え若く見えます。ですが血行が悪ければ肌が青白くなったり、暗く見えてしまったり、疲れて見えてしまう為、老けて見えてしまいます。血行不良によって不健康に見えてしまうのです。特に目の下にクマができやすい人は、血行不良が起きている可能性が高いです。
これらは、血行を良くする事ができれば改善できます。改善方法としてまずは、お身体を温めることです。気温の低下などにより肌が冷えてしまう為、血管が収縮して血流が悪くなります。また、気温が低くなくても体が冷えてしまえば血行不良を招きます。体から体温を逃がさないように血管が収縮して血流を悪くしてしまうからです。なので普段から温かい格好を意識することも大切です。